一部の方には配布しているのですが、もしご興味がある方は下記リンクよりご連絡いただければ、すぐにダウンロードできるリンクをお返しします。
簡単に中身だけでも知りたいという方もおられると思うので、下記に簡単に記載します。
この本を書いた背景
この電子書籍を書いた背景は、僕がこれまでに関与してきた百社以上の中小企業の経営者の方々とのやりとりや社内プロジェクトをリードしてきた経験から、何はともあれ「これができないと、正直しんどくなる」と感じた最も重要なことを中心に記述したものです。
どの目線から「しんどくなる/しんどくならない」と感じているかというと、この先5年〜10年前後をイメージしています。ですので、来月しんどくなるとか、ならないとか、そういう近未来の観点から見ているのではありません。
とはいっても、僕は未来が見える超能力者でも、神様から信託を受けた預言者でもありません。ただ、企業という経済単位の活動が社会的に受け入れられなくなり、消滅していくその最後の瞬間をたくさん見てきました。これは見たかったというよりも、職業柄そういうところまできちんとお付き合いするべき立場にいた期間が長かったからです。
ですので、やがて消滅に至る企業は、その数年前からどういう特徴が内部に現れ始めているのかということにとても敏感ですし、その経緯を実際に見てきました。いま現在どういう状態になっているとこの先やばくなるのか、ということが感覚的に分かるのです。
この本は、そうやって僕が実際に現場で体験し、見てきたものをベースに書かれています。決して理屈だけを考えて書いたようなものではありません。
また、この本に記載されている内容は、よくある巷の処方箋(コスト削減・M&A・DX・AI等)が書かれた内容とは全く異なります。しかもこの本を読めばすぐに何を実践すればいいかが分かってしかもすぐに効果がでる、というようなものでもありません。
もっと根源的であり、包括的であり、あらゆる問題の根っこにある部分に触りにいくことを志向しています。そこを触らない限り、何をやってもまた別の問題が出てくるだけなんです。
それを伝えたくて、書きました。
以下に、どういう内容なのかをあらかじめ把握しておきたい方のために、この本の概要をまとめてあります。
この本の概要
第一章:はじめに
人は年齢を重ねると、頭が固くなる。これは古今東西、言われ続けてきたことであり皆知っています。そして、聞き分けのない年配の人間を指さして言うときのお決まりのフレーズです。
しかし、一つだけ忘れられていることがあります。それは、その聞き分けのない年配の人間もまた、自分が若かりし頃は年配の人間を指して同じことを言っていたのだと。いったい、「言う側」から「言われる側」へ、いつ変わるのでしょうか。

第二章:後継者を取り巻く環境
後継者を取り巻く環境は、とても難しいです。自分でゼロから立ち上げたわけでもないのに、いきなりトップに立つわけですから。しかも周りは自分の先輩ばかり。年齢も上だし、知識も上。そういう人たちが「こうだ」と言ってきた内容があなたにとって納得感がなくても、現場はそれで日々動いているのです。この章では、そういった現場の理不尽な状況を見ていきます。

第三章:正当性の呪い
なぜ理不尽な現場、納得のいかない現場があるにもかかわらず、あなたはそれを是正できていないのでしょうか。その原因を挙げればたくさんの理由が出てくるでしょう。「人がいない」「投資余力がない」「ノウハウがない」、、、しかし、本当の理由はもっと深いところにあります。この章では、その深淵を覗きにいくことになります。

第四章:後継者にしか見えないもの
後継者は環境も厳しく、本人の力も発揮しにくいのでしょうか。それだったら、どんな老舗企業もお先真っ暗です。この章では、視点を変えることで「そんなことはない」ということをお伝えします。

第五章:取り組まないといけないが、先送りにされてきた問題が先送りされ続ける理由とそれらが引き起こす「不都合」
実は有利な立場にいるはずの後継者が、変えることを先送りし続けるとどうなるのか?この章では端的にそれを述べています。

第六章:あなた自身に決断が求められる
では、後継者は何をすればいいのか?それについて、この章では答えを用意しています。

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[…] すでに電子書籍「後継者しかできない経営改革」を読んだ前提で以降展開しております。もしまだ未入手のかたはこちらから […]